ストレスを乗り切る方法:ストレスコーピング

ストレス外来では、直に治療を行うほかにも「ストレスコーピング」といって、ストレスに対するコントロール法を指導してくれるところがあります。

ストレスコーピングとは、どのようなものなのでしょう?

【ストレスコーピングとは】

「ストレスコーピング」とは、ストレスそのものに対処する行動そのものを指します。

語源である「cope」には、「うまく処理する」「うまく対処する」といった意味があります。

ストレスコーピングには以下のような方法があります。

①ストレスの原因となっているものをそっくり無くしてしまう⇒職場・学校を辞める、近所トラブルの場合は引っ越しをする、家族から離れて一人暮らしをするなど・・・

②周囲の人の協力を得てストレスを解決する⇒上司に相談し部署替えをしてもらう、休職しリフレッシュできる環境を整える、学校の理解を得て保健室登校や早退などさせてもらう・・・

③ストレスによって発生した自分の感情を周囲の人に聞いてもらい発散する⇒公的相談窓口、民間のカウンセラー、ストレス外来など専門機関を利用する、信頼できる友人がいれば愚痴を聞いてもらう、カラオケなどで大きな声を出すことも発散のひとつ・・・

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【3つの「R」】

ストレス対処法として大切とされるものが、「3つの『R』」と呼ばれているものがあります。

・レスト(Rest:休養):脳と身体の休息のために良質な睡眠をとること

・リラクゼーション(Relaxation:癒やし):ヒーリング効果のある音楽を聴いたり、ヨガや散歩など「気持ちいい」と思えるような軽い運動をすること

・レクリエーション(Recreation:活性化):脳の活動の歪みを取り除き創り直すこと・・・主に手を動かして没頭できる大人の塗り絵や手芸、楽器の演奏などが効果的です。

ストレス社会に生きる現代人はすべてのストレスを交わして生きることは不可能です。

避けきれないストレスを敵視するのではなく、例えば「自分の健康は自分で守る」ということを基本に、ストレスと仲良く暮らす方法を考えることもストレスコーピングの有効な方法です。

ストレスの対処法が多ければ多いほどストレスを抱え込みにくくなります。

※対処法例≫≫≫ヨガでうつ病の症状が緩和できる可能性が示唆 | マイナビニュース

初めて経験するストレスを、既に経験してきた対処法を照らし合わせるなどして処理できたとき、新たな対処法を獲得したことになるでしょう。

対処能力が上昇するにつれ、自己肯定感(自分はできるんだという感覚)が増し、自信がつきます。

よってストレス外来を受診することなく過ごすことができるといえます。